同窓会を代表いたしましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。
やわらかな日差しが春の訪れを感じられます今日、この諏訪二葉高等学校を巣立つ卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。
また、慈しみ、大切にお子様の成長を見守ってこられました保護者の皆様、今日の佳き日を迎えられましたことを、心からお祝い申し上げます。
そして、未来ある後輩たちを入学から今日まで、親身になってご指導くださいました校長先生をはじめとする教職員の皆様に、改めて感謝とお礼を申し上げます。
皆さんが自ら選んで諏訪二葉高校に入学した令和4年4月は、まだ新型コロナウイルス感染が拡大しており、先が見えない中で高校生活がスタートしました。普段の生活が奪われ、マスク越しの学校生活、行事は中止が多く、二葉祭は一般公開されず悔しい思いをしたと思います。しかし、経験したことがない環境下の中で将来の夢に向かって勉学に、スポーツに頑張りましたね。
200年続いた「土の時代」から2020年ころから「風の時代」に入ったということを耳にしたことがありますか? 土の時代に起きたのが「産業革命」で、お金、学力、肩書き、資格など目に見えるモノに価値が置かれました。そして、風の時代は、情報やネットワーク、コミュニケーションなど目に見えないモノに価値が置かれる時代だそうです。確かにコロナ過では普段の生活が奪われ、オンライン授業を受けたり、スマホを使いSNSなどを活用して仲間たちと連絡を取り合い、WEBで様々な情報を得るようになりました。この時代を歩んでいく皆さんは、新しいことに挑戦し、自分の知識や経験を増やして、視野をどんどん広げて、自分の道を切り開いていってください。
今日、この通い慣れた学び舎を巣立ち、新たな一歩を踏み出して行くことになりますが、これからの皆さんのご活躍を信じ、皆さんの人生に幸多かれと祈っています。二葉高校での思い出を大切にされ、同窓会の一員であることを忘れずに、二葉祭にはぜひ気軽に同窓会コーナーを訪ねて来てください。同窓生の皆さんが再び集える場所でお待ちしています。
最後に、旧制諏訪高等女学校当時の昭和11年から男女共学化になるまで、本校に飾られてきた伝統の「お雛様」を正面玄関ロビーに今年も飾りました。このお雛様は当時の校長先生が提案され、教職員の方々のカンパもあり購入してくださったものです。ずっと受け継がれてきた二葉のお雛様が皆さんの門出をお祝いして、お見送りしてくださっています。ぜひとも品格あるお姿を一目ご覧になってください。
同窓会を代表いたしまして祝辞とさせていただきます。
令和7年3月1日
諏訪二葉高等学校同窓会 会長 河西美智与
同窓会長 河西美智与(高校31回)
同窓会の皆様におかれましては、ますますご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。また平素より同窓会活動に格別のご支援、ご協力をいただき心より感謝申し上げます。
西尾ひと美前会長の後を受けて令和6・7年度の会長として務めさせていただくことになりました。諏訪二葉高校は、明治34年上諏訪町尋常小学校に附設された諏訪補修女学校に始まり、昭和8年には長野県立高等女学校、昭和23年に新制高校として長野県諏訪二葉高等学校と改称し、昭和62年に男女共学となり、諏訪の地でその名を変えつつ117年の長きにわたり多くの人材を育ててきたのです。
二葉高校同窓会は昭和8年に発足し、今年で91年目を迎えることになります。この長き二葉高校と同窓会の歴史や伝統を思いますと、その責の重さに身が引き締まります。微力な私でございますが、母校と同窓会の発展のため、本部役員、理事をはじめとする同窓会会員の皆様のお力をお借りしながら誠実に、そして感謝の気持ちをもって精一杯務めさせていただきますのでよろしくお願い致します。
昨年、県教育委員会が2030年に定める高校再編3次計画を発表しました。諏訪地域6市町村では6校から3つの新校に再編するというものでした。この再編計画に我が母校の名がないのを確認して安心しました。とはいえ社会の大きな変化と急激な少子化が進む中、生徒数の減少で学習環境の維持が困難になってきている高校が増加してくるので統廃合の必要性は認識します。そんな中、昨年諏訪二葉高校の新入生は男女共学以来とうとう男子生徒が女子生徒人数を超えました。私たち同窓会は活気ある現役学生を応援し、二葉の良き伝統を受け継ぎつつ、男女参画時代に即した同窓会活動を行っていきたいと考えております。どうぞ同窓会会員の皆様には一層のお力添えを頂けますよう、心よりお願い申し上げます。
以上簡単ではございますが、就任のご挨拶とさせていただきます。
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